先日、中学校時代の同級生によるグループラインが出来て参加している。卒業して32年。成人式で会って以来の同級生がほとんどで、卒業以来だとそのまま32年会っていない人もいる。
はっきり言って私はメールやラインが苦手だ。いや、ホントは嫌いだ。仕事でメールやラインを使う必要性があるので、すっかり慣れてしまってはいるが、もしそうでなければ、プライベートでは電話のみで事を済ませたい。
昔の顔は知っているが、何十年もたった今の顔は知らない何人もの同級生たちと、画面に表れるテキストのみで繋がって他愛の無い会話をしてみると…ここでみんなが繋がっていることがホントに良いのか?という疑問が湧き上がってきている。それぞれいろんな人生を送ってきた者同士が、いきなりラインで会話して打ち解けるワケも無い。
最初こそみんな懐かしがって、そこそこの人数が反応していたが、やはりあっという間にほんの数人になりつつある。「今はどこにおるん?」「仕事は?」「子供は?」など質問されても、30人以上の参加人数の中ではなかなか会話は成立しない。全く反応の無い人たちは、干渉されたくないがとりあえず参加している感じだろう。
卒業後35年、みんなが50歳を迎える時に行われる同窓会で、「お~元気でやっとるんか?」と、すっかり老けたオッサン同士が、元気にまた会えた喜びを噛みしめる。その時の友人の笑顔には、ガキの頃の丸坊主だった友人の顔がオーバーラップするだろうし、自分もその笑顔のお蔭で一気にあの頃の自分に戻れるだろう。
人生の中でそんな気持ちになれる一瞬は滅多にやってこない。その大事な一瞬の為にも、安易に繋がってしまうことに疑問が生まれてしまう私はやっぱり古い人間なのだろうか。。
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