時々だが、マスコミから取材の申し込みをいただくことがある。
同じような趣向の方が閲覧する営業サイト、ご利用下さった方の口コミや口コミサイトなどから、ご自分の趣向に会ったお店を選んでご利用いただくことで、ジワジワとそのお店が抱えるお客様の総数が増えていく。これがいろんなコンセプトのお店が乱立しているこの業界の中で、コンセプトを守りながら運営していく為の理想形だと私は思う。
なので、マスコミに取り上げられることも営業の一環だ、と考え取材を受けたことは今までほぼ無い。「日本の高齢女性の性事情はどうなのか?」などといった好奇心むき出しの取材依頼を受けた時は、迷わず一喝して電話を切ったこともある。この仕事をしている女性に対して、単に顔で同情しておき下半身では欲情しているような見方で取材をするような人にも協力するつもりは一切ない。
数年前になるが、某国営放送で池袋おかあさんのある女性が取材対象になったことがあった。その番組は、福祉、貧困、障害といった今の日本の現状をありのままに放送している番組で、私もファンだったので、女性に許可を取った上で協力した。
この業界で働いている女性の実情を一般の方が知ることで何かが変わるのか、と言えばほとんど何も変わるハズも無いと私は思っている。本気で何かを変えよう、変えたいと考えている方ならば、最低でも
ホワイトハンズの坂爪さんのように、直にこの現場に乗り込んで現場を直視しないとダメだろう。私も介護の実情などの番組を観て「こんなに大変なのか」と思う事はあるが、現実的にアクションを起こせるハズもないし起こそうと思った事も無い。
しかし、一日本国民として、今の日本の社会の現状がどうなっているのか、を知ることには意味があるだろう。すぐ隣のマンションの一室には、その現実にさらされている人が住んでいるかも知れないし、いつ自分もその現実に向き合う時が来るかも知れないのだ。そう思うと、この業界のありのままの現実を偏狭なく知ってもらうことが出来るのならば取材協力しても良いかと考えている。
今、また某国営放送から取材を受けている最中なので、今日はこんな感じ。
★池袋おかあさんホームページ★新宿おかあさんホームページ★横浜おかあさんホームページ