「一番好きな食べ物は何ですか?」アライさんが帰ったあと、バーのカウンターで独り飲んでいたら隣の女性から聞かれた。
一瞬「おはぎ」と唇が動きそうになったのだが、無難に「カレーですかね。ササミが入っていれば文句なしで」と答えた。そんな時に「好きな人と食べるのが一番好きな食べ物ですかね」なんてキザなことを平気でのたまうような男には一生なるつもりもないのだが、たまにそんな男に会ったりもする。たまに、だが。
「俺は女が解っている」なんて言う男がカウンター隣にいたら迷わず「マスター、お会計で」となるだろう。「男にとって女性は一生理解不可能。だからずっと惹かれ続けるのだ」が私の持論なのだが、これも私自身にとっての定義であって、すべての「男性」にとっての定理では無いだろう。
この仕事でも「オレは女性を掴んでいるから大丈夫」なんて思いあがっていると足元をすくわれる。長い付き合いの女性でもやっぱり言葉を常に聞いてみないと不安になる。お客様に対しても、もっとも気を使って話すのはご新規様よりもリピーター様だ。長く通って下さっているから、と一度でもあぐらをかいた電話対応をしていると、確実にリピーター様の数は減っていくことは今までさんざん経験したと思う。
昨夜のバーで、アライさんに「シャチョのワケ分からんブログなんですが。。先日のお客様への返答はオモシロかったですね。」と言われた。今日は意地でもワケ分からんブログにしてやろうと思ったのでこんな感じ。
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