1月15日。今日は大島渚監督の命日だ。
私たちの世代だとやっぱり「戦場のメリークリスマス」ぐらいからがリアルタイムで知っている作品になる。YMO、ビートたけしが大好きだった私は、自然とこの作品に興味が湧いて監督である「大島渚」という名前を知った。
その次の「マックスモンアムール」は「愛の嵐」で惚れてしまったシャーロットランプリングが出ていたので期待して観たのだが、さすが大島監督だな、と思う作品は次の「御法度」まで約10年待たなくてはならなかった。
大島監督作品では後期の「大監督」的な作品よりもATG時代に撮った作品の方が好きだ。20歳前後に観まくったのだが、1度観ただけで「何だこの作品は!」と何度衝撃を受けたことか。「少年」「儀式」「絞死刑」「白昼の通り魔」…こうしてタイトルを挙げてみても充分にインパクトがある。
昨年末には野坂先生、今週はデヴィッドボウイ。大島さんに縁のある人が相次いで他界してしまったので、昨日は久々に戦メリを観たくなったのだが全てレンタル中。まだ観ていなかった「太陽の墓場」を借りた。
いつも口をへの字に結びレンズの奥の眼光鋭い大島監督のイメージだが、笑うとホントに優しいオッサン。朝まで生テレビでの印象とたけしの語る撮影エピソードだけで無く、遺した作品たちも私の中に鮮明に生きている。ソフト化されていないドキュメント作品「忘れられた皇軍」のDVD化を望む。
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