本田宗一郎の言葉に「自分の為に働け」というのがある。
この言葉はまだ日本に「滅私奉公」「終身雇用」という言葉が生きていた頃の言葉なので、今の日本においては「そんなの当たり前でしょ」と思う方がほとんどだろう。私もやっぱり自分の生活の為に働いている。
経済的または精神的に誰かの為に、という気持ちを持っていても、自分の生活と精神が安定していないと受ける側からすれば素直に受け入れられないだろうし、気持ちは嬉しいが有難迷惑な時もある。見栄はって苦しい自分を隠してまで援助をしていては相手には少なからずバレてしまうハズだ。
私たちの仕事は、関わる人たちの日々の生活にダイレクトに繋がる仕事。運営スタッフも、売上が上がれば日々の歩合や昇給にも即反映される。売り上げが上がるということは、在籍の女性たちの仕事が確実に増えている=女性の稼ぎも増えている、ということになる。そしてそれはより多くのお客様が来てくださっている=楽しんでくださっている、癒されている。ということだ。
当店のスローガンは「いつでも、どこでも安心して利用できる、働ける熟女店」。できるだけ沢山の男性に楽しんで頂けて、できるだけ多くの(この仕事を選ばざるを得ない)女性に安心して働いていただきたいという、パッと見はあくまで人の為に、という意味合いのスローガンだ。
が、この理念を貫くには、まずお店がちゃんと維持できるよう利益が上がっていること、そしてそのお店を運営する私含めスタッフ達みんなが、日々出来るだけ生活の不安が無く余裕のある心を持って事務所でお客様、女性に向き合えること。この最低条件が満たされていないと、本気で人の気持ちに寄り添った対応のできるスタッフが揃ったお店は作れないと思っている。
大事なことは自分の為「だけ」と思っていてはダメだということ。これだけは私は自分に言い聞かせている。「自分の為」に本気で働くことが、自然と誰かの為に少しでもなっている、と気が付いてからは、そのことへの歓びも充分な自分の為の報酬になっているし、これはお金では決して買えないもの。
多少コソばい感じの内容になってしまったが、そう考えさせられることが昨日あったので今日はこんな感じで。
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