昨日は
鶯谷デッドボールの待機部屋で行われた、社会福祉士、弁護士、
ホワイトハンズ代表の
坂爪さん達による、在籍女性からの相談会にお邪魔してきた。
この仕事の現場にいると「何故そんなことになってしまったんだろう」もしくは「(仕方ない状況だけど)少しでも何とかしないとこのままでは先が見えないな」と思わざるを得ない状況にいる女性からの話を聞く機会が多い。考えればそういった状況になったから、お店で会えたのかもしれないし、そのような状況にある女性に仕事に行ってもらうことで、私が生活できているのも事実ではある。が、だからといって、ただ私に利益が出ればそれで良い、という考えだけには(きれいごとに聞こえるかもしれないが)やっぱりなれない。しかし、現実的に私が出来るのはホントに微々たることしかない。
そんな運営側のジレンマを少しでも減らし、働く女性にとっても確実に前進できるきっかけを作ってもらう為には、社会的にも認められたエキスパートの方との連携により状況を打破して行くしかないのでは。と考えて、今回デッド代表が企画した相談会に参加させてもらったのだ。昨日は座る場所も無いくらいたくさんの女性が参加していて、みなさん配られたパンフを見ながら真剣に先生方の話に耳を傾けていた。
業界に入った時から「利益を追わなくてはならない運営側の自分」と「一人の男として女性に向き合う自分」との間で、在籍女性に対しての自分の感情をどうやって折り合いを付けながらこの仕事をして行くか、と悩み続けていた。はっきり言えば、この仕事で食っていくしかない自分を優先すれば楽ではある。が、やっぱりそこまで鋼の心を持てない自分もいるのだ。これは…多分物心ついた時から身についてしまっている母への感情がベースになっているのではないか、と思う。「私たちはとにかくしっかり稼げば良いんだよ。私たちが稼げてるってことは、女性も稼げてるってことなんだから。それこそが女性がここで働く一番の目的でしょう」とある社長に言われたことがある。「確かにその通りだな」と思ったが、やっぱりイチ男として袋小路に入ってしまった女性への感情は消える事はなかった。
この仕事で一番持ってはいけない感情は「同情」だと思っている。「同情するなら金をくれ」というセリフではないが、私達がすべきことはまさにそれ。この職場で出会った女性の為にするべきことは彼女たちにしっかりと稼いでもらうことに間違いはない。その為に、お店にも言えない悩みをちゃんと受け止めてくれる外部の機関と連携し生活改善ができることで、すこしでも精神的に負担が減り、お客様の前で負のオーラを出すことがなくなれば、多分この仕事で稼げる可能性も上がる。目標を達成して業界を上がれる可能性も出てくるだろうし、たとえ上がれなかったとしてもその時には何も変わることができなかった以前の自分よりも、きっと少しでも幸せな自分になっているハズだ。と昨日、相談会が終わって独り鶯谷食堂で豚汁食べながら思ったのだ。
今後どのようにこの試みが発展してくのかとても期待している。
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