ギャンブルは一切しない。
というのは大嘘で若い頃はパチンコ、麻雀に明け暮れたボンクラ学生だった。社会人になってからはスロット4号機(北斗限定)にはハマったが今では完全に麻雀一本だ。必ず一人でフラリとフリー雀荘に行く。前の会社や今の同業社長たちには競馬もつき合わされたが全くハマらず。やはり自分の手で行うものが好きなのはこれからも変わることはないだろう。
特に麻雀は自分以外相手が3人。人に囲まれ人と向き合うゲームだ。
ゲーム的な面白さだけなく人と向き合うゲームという点がずっと飽きずに惹かれ続けているところかも知れない。ゲーム的な面白さだけで自分中心にひたすら打っていた若い頃と違い、この10年来は必要な言葉以外は一切発せず黙々と対局者の方の迷惑にならないように打つスタイルになった。どんなに大きな手が流されようと勝負手の三面待ちがペンチーソウに負けようが黙って流し込むだけだ。常にそうして打っていると他の対局者の表情や打牌の強弱も良く見えるので自分の状態と場の状況判断に大きなミスは出なくなったように思う。
そんな打ち方になってから生活でちょっとイライラしたり、何か気分をリセットしたい時に麻雀を打つことで落ち着いた自分を取り戻せるようになった。そう思って一人で打ちに行っていると勝ち負け関係なく一緒に囲んでくれた3人に感謝の気持ちだけが残る。何だか綺麗事言っているように聞こえるかもしれないが実際にそうなのだ。ま、負けた時の上限はいつも決めて守っているしどんなに回数打っても集中力が続くのは8回が限界だ。
尊敬する阿佐田哲也先生の言葉に「ギャンブルは打ち続けることが大事」というニュアンスの名言があるが人生狂わすようなギャンブル狂にならずに麻雀をずっと楽しんで行きたいと思っている。