先日、遊び好きな友人と飲んでいる時「前は風俗で遊ぶ時にもっとドキドキしたものだけど、最近はすっかりね~」なんて3軒目あたりで語るにはちょうどいい塩梅のド~でも良いネタになりました。「確かに最近は仕事目線になっているのかどうか全くワクワクしないな~」と思いつつそう言えば最初の頃はどうだったかな、とその友人の鼻の頭を透視しながら記憶の糸をたどりました。
初めて風俗に行ったのは広島で20代の時。当時はまだ新風営法前でしたのでデリヘルなんて無かったハズです。広島の某地域には「仲居さん」と呼ばれるオバちゃんが暗闇のあちこちに座っており、声をかけて捕まえた男性に女性を紹介する裏風俗地帯がありました。いつも仕事帰りにそのオバちゃんたちとすれ違いながら自転車こいで帰っていたのですが(その時はそのオバちゃんたちがどういった人たちなのか、何となく分かるようになってはいましたがダイレクトにそのオバちゃんが接客してくれると思っていました)ある時、「え!」っと目を惹くオバちゃんが立っていて、次の日もやっぱり立っていたので川沿いに自転車を止め意を決して声をかけてみたのでした。
忘れもしません。
オバちゃんの第一声は「お兄ちゃん、エエ子おるよ」近寄ってみたらそのオバちゃんは思っていたよりちょっと微妙な感じで、自転車で走りながら見たインパクトは薄れていました。が「エエ子おるんか!」と脳が即反応し迷わず「ではお願いします!」と答えると、遊びれ慣れていない若輩者まるだしな感じでノソノソとオバちゃんに付いて行きました。今思えばタイプも何も聞かれず言われるがママ、ましてこちらは風俗童貞「タイプを聞く」なんて回路はカケラもありません。
まず缶コーヒーを買ってくれ手渡してくれた後、付いておいでと背中で語りながら薄暗い路地の方へと先導してくれます。「そういえば金額聞いてなかったな~さっきニューパルで5000円負けたけどあとどれくらいあったっけ?」と遊ぶ前からドキドキモヤモヤしているウチに2階立てアパートの前に到着です。オバちゃんが1階のある部屋をノックすると中からはやっぱりオバちゃんが…。私は当時からオバちゃん嗜好だったので別に良いのですが、もしそこで若いオネエちゃんが出て来ていたらその後の私の性癖も変わっていたかもしれません。人生とは導かれるべくして導かれるものです。などと当時は知る由も無く気が付けば「はい、15000円」と(第一の)オバちゃんが手を出してきます。ジーパンのお尻からくしゃくしゃの札を数えると何とかあったので渡すとその場で(第二の)オバちゃんと何やら札を分け合っています。んで(第二の)オバちゃんに部屋の中に誘導されそこから先は淫靡な初風俗体験を堪能しました。
先日久しぶりに広島に遊びに行ったら当時のオバちゃんがあの頃と全く同じ場所に時が止まったかのように座っていました。懐かしくて声をかけたら「あ~覚えとるよ、今どこにおるん?」と少し化粧が濃くなった顔で答えてくれました。その後オバちゃんに缶コーヒーを買ってもらったかどうかはもう忘れましたね。
新宿おかあさんモバイル版TOP新宿おかあさん求人ページ