カープのマジックが3となり、いよいよ優勝という文字が透明度10%くらいで見えてきた。今月半ば、ハマスタに横浜戦を見に行くまで待っていて欲しい気もするし、早く優勝の瞬間が来てほしい気もするし。そんな今日この頃だがそれはさておき。
本は好きだが、もっぱら読むのは小説ばかり。ビジネス書や、Howto本、人生についての啓蒙書などは苦手な方だ。
世にゴマンと出ているその類の本。ベストセラーにも良く顔を出すので、沢山の人に求められているのは間違いないのだろう。若い頃、何冊か読んだことはあるのだが、読んでいる時は「ほ~なるほど」と思うが、では実際に何か日々の生き方が変わったか、と言えば正直変わっていない。本を読んでからは、万事上手くいった、仕事が大成して大金持ちになった、というワケでもない。
お金を稼ぐ仕事術、人と上手くやっていく処世術が、本を読むことで会得できるのなら、今までこれだけ沢山の本が出ているのだから、少しは日本全体が良くなっていてもおかしくない気もするが、そうでも無い。内容はどの本も素晴らしい内容なのかもしれないが、人の行動原理は本1冊で変われるほど単純では無いのだろう。
と、これは自己中で頑固者な一オッサンの見解だ。一冊の本が人生を変えた、もしくは仕事に多大な効果があった、という方もいるだろうとは思う。本を読んで目からウロコが落ちた経験の無い私は、何事も体感してみないと吸収できないだけなのだ。
幸之助や宗一郎の本は沢山読んでいるが、それは一人の人間のノンフィクションとして読んでいるのであり、決して同じような真似が出来るハズもない。小説の登場人物と同じように感情移入して活字を追う楽しさがあるので、何度読んでも面白いのだ。
仕事に対する考え方、人付き合いのコツ、男としての生き方を最も学べる(気がするだけかもしれないが)のは、やっぱり生身の人から聴く言葉。年齢は関係ない。悩んだ時、独り無心に酒を飲んでいると、ふとアタマに浮かぶその人の表情と言葉が、時には窮地を脱するヒントになったりするものだ。
なので、人の話を聞く時は、どんな相手でもまっすぐ目をみて、その人の表情を網膜に焼き付けるようにして聴くことにしている。これは若い頃に読んだ、数少ないビジネス書の中の1冊に書かれていたことで、唯一私が実行できていることである…。
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