新宿・新大久保おかあさん

今日はもうすぐ立ち上がる某業界向け男性求人サイトの取材を受けた。

依頼を受けた当初は、かなり本気でお断りの意向を伝えたつもりだったが、現状の仕事でもちゃんと上手く行っているけど、この業界に乗り込んでもっと稼いでやろう！という人たちに向けてのサイトでは無く、閉塞している現状を打破し、もっと仕事で結果を掴みたい、と考えている人たちに向けてのサイトだということで、それならばと引き受けた。

先日発売された中村敦彦さんの「日本の性風俗」にも著されていたが、現在この業界は決して簡単に儲かる業界では無くなった。数年でサラリーマンの生涯年収に近い額を荒稼ぎしてスパッと辞めるなんて今では完全に夢物語だろう。

私のように不惑の歳にもなって仕事を失くし、この業界が最後の選択肢になった人なら「何とか頑張れば生活はできるか…」と思うが、20代～30代前半の人でちゃんと仕事をしている人が、収入アップを見込んで無理に業界に入るべきではない、と今日は編集の方に断言してしまった。

業界に入ってレベルアップを図ろうという人向けの求人サイト編集の方に（しかもわざわざ池袋まで出向いて来てもらっているのに）そのサイトのコンセプトを真っ向から否定するような発言をしてしまった後に「しまった！」と思ったが、編集の方は顔色を変えず取材を続けてくれた。年下の方なのに大人だな～と内心思ったものだ。

この業界に今から入って来て成功できるくらい仕事の才能がある若い人は、一般の会社員としても仕事ができるだろうし、起業してちゃんと社会的に認められる仕事の成果が出せる人もきっといるハズだ。今からの日本に必要なのはまさにその人たちのような人材だろう。今後の日本の為にも、という意味を込めて先ほどの「わざわざ若い人が業界に入るべきではない」と言ったつもりだったのだが。。

さて。ならば今ウチで働いてくれている若いスタッフたちはどうなのか？。一生大丈夫、なんてこの業界にいる以上言いきれるワケもないが、少なくともみんなが5年10年先のそれぞれの目標を持って日々仕事をしてもらえるよう、私は今の会社を先へと発展させていくしかないと思っている。

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