錦織圭が負けた。
今日早朝に行われたマイアミオープンの決勝で王者ジョコビッチの前にストレート負けした。QFでモンフィスとの死闘を制した時の彼の粘りと勝負強さを見て、「今回はイケるかも!」と期待していたのでホントに残念だ。
日本人初のマスターズ優勝をかけた大舞台のプレッシャーも当然あったのだろうがやはり硬かった。ありえないミスショットも多かったし、大事な場面でのダブルフォルトもあったりと王者ジョコビッチの闘気の前で萎縮してしまったかのように私の目には映った。
とラケットも握ったことのない素人がエラそうに語っているが、アジア人選手としてここのところは常にランキング一桁にいて、体格も違う海外選手と互角以上に張り合う彼の試合はいつも私に力をくれる。彼を応援する日本人は皆そんな気持ちだろう。
テニスは野球やサッカーと違い、個人競技なのですべての結果は自分にふりかかってくる。試合を見ていると武士の斬り合いのような緊張感を感じる。切られたらすぐ死ぬワケではないが、1ポイントごとに刀傷がついていくように見える。サッカーの試合は録画してまで観る事は無いのだが、テニスの試合は何度観ても心臓を掴まれそうになるほど面白く感じるのは、そんなトコロがあるからだと私は思う。
ピーク期間が他のスポーツに比べると短いプロテニスの世界。こんなに高揚する彼の試合を楽しめるのもあと数年だろうと思うと、おおげさかもしれないが、今この時に生を受けていて良かったとすら思う。無理矢理日の丸なんか背負わせず、プロの世界で仕事をする一人の男として彼をこれからも応援し続けるつもり。
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