最近ピアノを始めた。
ピアノと言っても実際は安いキーボード。練習時間は寝る前に小一時間。大人向けの初心者教本を買って、楽譜睨みながらポロポロやっている。
始めたキッカケは行きつけのバーで「バンドを組もう!」と意気投合した方がおられたから、ということもあるのだが、高校生の頃にKORGのPOLY800を買って一度挑戦したが、結局負けてしまったことがあったので、そのリベンジを30年後に果たそう、というワケのわからない意地もあったからだ。
思うように動かない指にいらだちを覚えつつ毎夜弾いていると、箸の持ち方を練習したり字の書き方を必死で練習したチビの頃に戻ったかのような気持ちになるものだ。弾いているイメージはあるのだがそれに身体がついて来ない。リズムが取れない、指使いがグチャグチャ、楽譜を読み間違っている、などなど課題は山積みだ。
が、沢山の人に向き合い自分を磨いて行くという日々の仕事の姿勢と全く違い、自分自身に向き合いながら動きを体に覚え込ませる、という個人練習をしていると、日々使うところとは違う脳の部分が動いてくれるのか一心不乱に鍵盤に向き合える。練習が終わった後のグッタリ感と爽快感で睡眠も深くなっているに違いない。
夜の酒の量も減り健康にも良いのでこのまま続けて行くつもり。いつかはオフコースを思いのままに弾けるようになりたいものだ。
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