受験勉強していた頃から数えるともう30年が経つが、街中や電車で受験生らしき学生を見かけると、今になってもあの頃のことが蘇り、鼻の奥が少しツンとする感覚に陥ることがある。
社会に出てからぶつかる課題や自分のすべきことに比べれば、受験勉強は「生活のため」という生々しい現実を背負っていない分、もっと気楽にやってて良かったのではないか、とオッサンになってから思ったりするが「目標の学校に合格する」という、見えているようで見えていないゴールに向かって必死になっていた頃の自分を思うと、そんな気楽な気分になれるような思考回路は持っていなかったと思う。
必死にひとつのことに集中して何とか成し遂げたという経験は、社会に出てから、そのレベルの高低はあるにしても、そこそこ経験はあるが、純粋な必死さという点においては、未だに受験勉強に勝るものは無い気がしている。なので、今でも何か破るべき壁にぶつかった時、「あの頃の集中力と必死さを持っていた自分にまた戻れるハズだ」と暗示をかけて立ち向かうこともある。
池袋おかあさん1店舗の頃、横浜おかあさんを1人ぼっちでやっていた頃、少しはそう思って仕事をしていたつもり。が、体力的な面では若い頃よりずっとハードな時間にも耐えられたが、弱っていたのは集中力、精神力だった。
今月前半、ある大きな問題を抱えていたが、やっと先日解決した。かなりの精神力が必要だったのだが、胃に穴があく前に解決できたので、ちょっとは精神的に強くなったのかも。と思いつつ今日はここまで。
★池袋おかあさんホームページ★新宿おかあさんホームページ★横浜おかあさんホームページ