2011年3月11日の店長ブログより
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★3.11
今日は、午後二時過ぎ、銀行に行く前にちょいと、や○い軒に寄って味噌カツ定食を食べておりました。
最後のカツを口にほうりこんだ頃、隣の工事現場(現池袋ルミナリータワー)のパワーショベルが妙にゆれるな、と思っておりましたら、店内の照明がゆらゆらとゆれたワケですよ。あわててすぐに道路に飛び出したら、地面全体がぐらぐらと。まさにキャロルキングのあの名曲がBGMに流れた、という余裕も無く、そこかしこから、人々が道路に飛び出してきておりました。立ち並ぶビルがトコロテンのようにゆれていたのですが、一番気になったのは、食べ残した豆腐がどのようにゆれているのか?
ソックスのまま飛び出した外国人夫婦と笑顔ですれ違い、慌てて待機の一件家に走りましたら、みんな外に飛び出して不安そうなお顔でした。
関東大震災よりも大きな地震だったそうですが、大惨事、と呼べる被害は少なくとも都内では無く、耐震構造の進化を実感しました。
とにかく、今回の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。また、災害地域の一刻も早い救助と復興を祈ります。
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あれから5年。実際に現場を見ていない私は、どれくらいまだ震災の影響が残っているのか、を実感として知らない。
が、この5年の日々の生活の中で、震災のことを思い出すことがどれだけ多かったか。日々目にするちょっとしたものにも、そのきっかけがある。それだけまだ日本はあの惨事の傷が完治するのに時間がかかっている、ということだろうし、まだまだその傷が完全に癒えることは無いだろう。
当時もブログに「こんな時に何をすべきなのか。私は日々の自分の仕事をし、出来る事をする。」と書いた覚えがある。出来る事と言っても、いくばくかの義援金を集めたり、日々チャリ銭を募金箱に入れる程度だったのだが、現実的にそれくらいしか出来なかったのだ。
これからも、このまま今の仕事を続けていくだけで精一杯かもしれない。ただ日本人として、この国にそういった大きな傷跡がまだ残っているのだ。それを忘れないで日々生活していく。それで良い、と今は思っている。
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