新宿・新大久保おかあさん

　一昨日は久しぶりに新宿タワレコに行き、ソフトのまとめ買いをしてきた。

　とはいえやっぱりすでにもっているCDのリマスターとか、70～80年代の作品にとどまり、もっとも新しいものでも出たばかりのオフコースのベスト盤、というなにも自分にとって新しいモノを吸収できるようなソフトは購入せず。自分の部屋に新しい音が響く日はくるのだろうか、と疑問にすら思わず欲しいソフトを好き放題買ってきた。

　昭和43年生まれの私は、ちょうど中学から高校になる頃にレコードからCDに変わった世代。この2つのパッケージソフトに対する思いはもっとも強い世代かも知れないと思っている。ネットも無かったので、情報は活字か人の口。自分で読むか耳を傾けるしかなかったので、そこで得た情報を元にして探し当てた映画や本や音楽にはただの「作品」以上の、その人それぞれの思いが染みついていると思う。

　と、ここまでは完全にオッサンの戯言だ。今は昔に比べると、映画も音楽も活字もすべてデータで好きな作品を好きなだけ手軽に手に入れられるし、持ち歩ける。大きな本棚を買わなくてもパソコンがあれば何万冊、何万枚ものソフトを持つことができる時代。一つの作品を10年探し続け、やっと見つけた！なんてことはもうほとんど経験することは無い時代かもしれない。

　未だにハイレゾにもKindleにもHuluにも縁が無い生活だが、そのうち彼等に取り込まれることになるかも知れない。もしも仕事上で必要だと思えば必ず導入するのだが、今のところ私の仕事においてはスマホとパソコンがあれば充分だろう。無駄な経費はかけないようにするつもり。

　相変わらず何の話か良く解らない内容だが…とりあえず「Ever」はさんざん同じ音源を持っているファンとしても、買って良かったと思えるソフトだった。もしも購入を迷っている方は是非。


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