先日エアコンの取り付け工事をある業者さんにお願いした。まずは3社に電話をして、状況を伝えて見積もりしてもらい、料金的には大差の無い2社から選んだのだが、やっぱり最後の決め手になったのは電話対応だった。
共に半ば事務的でモタモタすることなくスムーズに話は運び、ほぼ互角の対応だったのだが、電話の声からトゲを感じる事が無い業者さんにお願いした。電話を受ける側としては上手く説明は出来ないが何かしら感じるものだな、と久しぶりに電話依頼をする立場になって改めて思った。
で。今日その業者さんに雨の中工事をしてもらった。終了後、机に座ってもらい伝票を切ってもらう時に、担当してくれたNさんとちょっと話をしたのだが、どうしてこの業者さんを選んだのか、やっと分った。
ことし還暦を迎えるNさんは、一昨年まで別の仕事をしていたのだが辞めることになり(理由までは流石に聞けず)、もともとスキルを持っていたので今の仕事を始めたとの事。「今は仕事あるだけで本当にありがたいです」と、今の時期は決してヒマなワケが無い業界だろうが、ひとつひとつの仕事への感謝の気持ちがひしひしと伝わってきた。多分電話から伝わってきたのはこの気持ちだったのだ、と自分の中で確信した。
お店が小さい時は当たり前のように身に染みる電話1本のありがたみが、多少回っているお店になると多少は薄れてしまうものだが、どれだけお店が軌道に乗っても、油断せず仕事に対するハングリーさを持ち続けて行く為にはどうすれば良いか。 自分の中の意識ももちろん大事なのだが、実際に背筋が凍るような思いをたまにはしないとダメかも知れない。ケツに火がついてからでは遅いのだ。と思ったので今日はこんな感じ。
★池袋おかあさんホームページ★新宿おかあさんホームページ★横浜おかあさんホームページ