新宿・新大久保おかあさん

「仕事が出来る人は最初で分かる。出来ない人はずっと変わらないよ」
これは知り合いの同業社長たちから良く言われる言葉だ。

何をもって仕事ができるか、という判断基準は一概に言えないが、この仕事の内勤スタッフで言えば、まず現場を任せられるかどうか、次はお店を任せられるかどうか、ということが解りやすい判断基準といえるだろうか。

現場を任せられるかどうか、と言っても「お客様対応」「女性対応」「日々の実務全般」の3本柱があるので、あるスタッフは女性対応は良いけど実務がダメ、とか電話対応は抜群だが女性への態度がどうも良くない、など全てがこなせるスタッフはそうそういるものではない。

が、足りていないところが少々あっても、トータル的に大丈夫だろう、と思えば私は現場を任せるようにはしている。いきなり手を放すのは無謀だが、自分がいない時間を作りながら徐々に現場での立場を上げて行くと、本人もいつもいる店長の代わりにお客様や女性と関わろうとするので自然と対応術を身に着けていくだろう。店長が居ない時は自分の言葉を出しやすい分、気を付けないとトラブルになった時には逃げ道が無いので、更に気を張りながら本気で相手のことを考えた言葉が増えていくハズだ。

以上は内勤スタッフの話だが、冒頭の言葉を在籍女性に置き換えて考えてみるとどうか。

大別すると「1.（経験があろうが無かろうが）最初から仕事ができる（＝お客様を掴める）女性」「2.仕事ができるハズなのに何故か上手くいかない女性」「3.やっぱりどうにもダメな女性」だと思う。

1の女性はほぼこちらからアレコレ言うことも無く、お店のコンセプトをちゃんとお伝えしておけば、あとは女性自身でお店とお客様から学びながら進化して行く。（この「学ぶ」という姿勢を人気のある女性はほぼみんな持っている）

2の女性は…私はこのタイプの女性がもっとも惜しい、と思いながら今まで向き合ってきたつもりだ。のびしろがあるハズなのに努力と結果が噛み合わない原因はいろんな要素がからみあっているのだろうが、目に見える要因だけでなく本人の内面的な要因があるケースも多々あった。そこまで探ってお店がカバーすることは並大抵のことでは無いが、とにかく出来ることがあればなんでもしていくつもりだ。

3のタイプの女性は当然ほとんどがお店を離れていく。しかしお店としてはもちろん最初から見込みが無い、と匙を投げることは絶対にしないことにしているし、ちゃんと出勤し続けている女性の場合は何とかならないだろうか、という気持ちは持たなくてはならない。

内勤スタッフならば、自分も同じ仕事をして来て切磋琢磨した経験があるので話はしやすい。全く同じことをしろとは言わないが、その時どう考えて動いたか、ということは本気で言える。が、働いてもらっている女性に対してどうすれば自分の仕事が上手く行くのかについては、やはり身をもって体験しているワケでは無いので、話す側と聞く側には埋められない溝があって当たり前だと思う。

ということは…過去おかあさんで働いてもらい仕事の流れを作れた女性が、どのようにしてその流れを作ったのか、またお店としてはどのようなサポートをしたのか。その経験をこれからも蓄積して、頑張っている女性にお話しすることしかないのだろうか。。

と先日思うことがあったので今日はこんな感じで。

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