新宿・新大久保おかあさん

今日付けでジュクオカのオオツカさんが新宿おかあさんの店長となった。

入社2か月で店長というのは普通は無いのだが、彼とは去年からの付き合いでその仕事に対する姿勢や人となりも良く解っているし、年末から今年の夏前までずっと接客マニュアルや実務マニュアルを各店店長、スタッフと共に毎週ミーティングを重ねて作ってもらっていたので、ほとんどの実務的なこと、おかあさんの理念は身に着いている、と判断して店長の役職に就いてもらった。

先輩であるほかのスタッフを差し置いてペーペーであるスタッフが店長になる、ということについてはプレッシャーや精神的な軋轢も少なからずあるだろうが、決して慢心せずに彼ならやってくれるだろう、と思っている。

私が池袋おかあさんに来たのもちょうど6年前の今日だった。正式に店長兼社長となったのは手続きなどで時間が空いて11月からだったが、初めてイケオカに出勤した時は新しい職場の空気と、半分以上知らないおかあさん達の前で結構緊張していた覚えがある。正式に店長になってからもしばらくは「サイトウくん」「サイトウさん」と呼ばれていたし、新井さんやＭ井さんからもほぼ「店長」と呼ばれたことは無かったハズだ。

役職なんて所詮ただの呼び名。中身が無いとホントに空しく響くだけだ。こちらから言わなくても自然と「店長」と呼ぶ女性が増えてきたのは1年以上かかったし、まして「社長」と呼ばれるのが当たり前になったのもつい最近。イケオカで一番姉御肌だったかずおさんに初めて「店長」と呼ばれたのは実際何年後だっただろうか、と思うと役職名というのは空のコップのようなもので、中身が埋まって初めてやっとコップになれるのだと思う。何も入っていないコップは何も機能していないタダのモノでしかない。

幸いにもジュクオカにはジュクオカの生き証人、影の女店長ことオカンがいるし、最近やっと一皮むけそうな新井さん、という楽しい、いや頼もしいスタッフもいる。今まで旗印たる店長がいなかったジュクオカに新しい店長が本当の意味で生まれるまでこの3人で楽しく仕事をして、お客様やおかあさんたちからのさらなる信用を得てジュクオカを発展させて欲しいと思う。

どうかみなさまこれからも新宿おかあさんをよろしくお願い致します。



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