黒田200勝。私は選手データ、試合データ全てが頭に入っているほどのカープファンでもなく、ただ青春時代から30前まで広島に済んでいたので、自然とカープが好きになったぼんやりファンだが、やっぱり嬉しいものだ。91年の優勝の時以来実に25年ぶりの優勝が見えつつある今年は、自然と胸躍る日々を過ごしている今日のこの頃だが、そんなことはさておき。
今日は出勤したら、まず初出勤女性にマニュアル説明1時間。昨日、面接に来られた時ちょっと会ったのだが、後ろでひっつめた髪の毛は真っ黄色だった。「多分テンチョは採用しないだろう」と思って事務所を後にしたのだが、今日、テーブル越しに向き合ってみると、きれいな黒髪に直っていた。
ほとんど私と目を合わさず、表情の乏しい少し影のある第一印象だったのだが、接客理念の説明2ページ目「誠意」の部分から、段々と顔が前を向き始め、私の言葉にしっかりと首肯しながら聞き入ってくれるようになった。最後の「感謝」の項目では、多少笑顔も出ててきて、「あ、これなら大丈夫だ」と私も安心したのだ。
その後は某英字新聞の取材を受け、「性的搾取」というワードを何度も突き付けられた。どんなに胸を張って仕事としてやっていると言っても、結局は女性の性を売って生業にしているんでしょう、と言われればそれまでだが、「搾取」という言葉にはちょっと引っかかった。
イベントを打った時の割引は全てお店負担、オプション料金も衣装洗濯代のかかるコスプレのみ折半としているが、それ以外のオプション料金は100%女性にお渡しする。もちろん指名料もだ。面接交通費は往復分負担、出稼ぎ交通費も上限10000円まではお店負担、入店時に服、靴、カバンの買えない方にはお店が購入している。感染症治療代も全てお店が負担し、出来る限り女性に働いていただく上で金銭的負担の無いような姿勢は最初から貫いている。
毎月行う検査キットをお店負担にしろ、と言う意見もあるのだが、グループ力を使って出来るだけ安価に仕入れ、代金後払いの先渡しをし、早くお客様に安心して選んで頂けるよう検査履歴表示を出しましょうとしている。1日約140円、タバコ7本分の経費で買えるのだし、それだけ自己負担することによりお一人でもお客様を多くつかもうと頑張っていただきたいとも思っている。
と、こう羅列すると如何にもお店が女性の事を考えてちゃんとやっているという、うさんくさいアピールのようで、少し嫌味っぽく受け取られるかも知れないが、これくらいは毎回毎回(もしかしたら生命の危険がある場所に)身体を使って仕事に行ってもらっている女性の精神的、肉体的負担を考えれば、ごくごく当たり前のことだと思うし、それでお店と女性が対等になれるとも思っていない。
お客様がお支払いになるお金は、全て会った女性が行ってくれたサービスに対しての対価。その中から私たちは「すみませんが、紹介料として一部をいただきます」という気持ちで運営費を頂いているのだ。私たちの生活費も全てその中から賄われているのだ。この、どう考えても変えようのない現実が身に染みついているので、女性からお金を受け取る時は必ず感謝の気持ちを込めて両手でいただく。
商売の為に女性に謙虚な姿勢を見せ、上手いこと言って沢山搾り取ろう、なんて思ったことは今まで一度もない。誰にも理解されないかも知れないが、誰かに理解してもらう為にしているワケでは無いので別にそこを声大にして言うことでもないのだが。が、私が一番重要に考えているのは、運営スタッフには必ず全員に徹底的に理解してもらう。これが分からないスタッフはウチのおかあさんでは無理だ。
…と。ホントは取材後にあったある出来事までをネタにしようと思っていたのだが、もうウンザリと言われそうなので今日はここまで。
★池袋おかあさんホームページ★新宿おかあさんホームページ★横浜おかあさんホームページ★マダム新宿ホームページ