ギャンブルでも仕事でも、流れが悪い時に人のせいにしない、というのがありますな。
麻雀で調子が悪い時、バカヅキが一人いたからとか、素人が混じっていたので紛れが起きたから、などと言って負けた自分を慰めることは時々あるが、そんな状況でもちゃんと流れをモノにして勝てる人も確実にいるものだ。
勝てないのは、バカヅキのツキを分散して自分に引き寄せるだけの力が無かった、素人の粗をついて勝負の場から外すことが出来なかった自分の力がなかっただけだ。
これが麻雀なら早々に卓を立てば済むが、仕事ならそう簡単に離れるワケにはいかない。
狭い範囲の現場のことなら誰か一人が原因になっていることはあるが、お店全体の流れを誰かひとりのせいには出来まい。もし全体の責任を誰か一人に絞って突きつけることができるとしたら、それはトップの人間に対してだけだ。
この業界で言えば、出来る新人スタッフが一人入ったら急に売上が伸びたという例は見たことがあるが、使えない新人が入ったから売り上げが下がったという例はまず見たことがない。さっさと入れ替えられてしまったからだ。
先日、ある常連様とまたまたいつもの喫茶店でコーヒー飲みつつ、最近会ってもらった女性達のサービスについて話を聞いた。少し前に入ってもらったある女性が、余りにも態度が悪くプレイ前に帰されてしまったと聞いていたので、その確認の為にもお時間を作っていただいたのだ。
そのお客様は、池袋・新宿中心にもう6年近くいろんな女性と遊んでいただいてる常連様なのだが、流石にここまでクレームをいただいたのは初めてのケースだった。
お店としても、その女性が接客姿勢に問題があることは分かっていたので、何度も指導し改善をお願いし続けていたが、なかなか直らずにいた。店長は在籍を外す意向だったのだが、私が直に注意・指導もして何とか残していた女性だ。もちろん、お客様に紹介するときには接客に難がある点を説明してから紹介しているのだが、それでもやっぱりこうしてクレームが来る。
他にも以前から接客に問題点があると把握していた別のある女性には、昨日その女性の紹介ページに難がある部分をお客様に完全に納得していただけるようなサービス表記を付ける、という対応をした。
2人とも決してすべてがダメなわけでなく、人としてもちろん女性として良いところもたくさん持っているのだが、生理的、性格的にどうしても直せない部分が、お店が一番直してほしい部分と一致してしまっているのだろうと私は分析している。
妥協する範囲にも限度があるが、女性紹介の仕方と情報表記にお店の補正、もしくは注釈をつけて、お客様もそれをふまえた上でその女性の良い部分を楽しんで下さることができるならば、一人でも仕事に行けるチャンスを作って行きたいとも私は思っている。やはり採用しただけの責任をそう簡単に放棄することはできないからだ。
私のこの考えがこれからのおかあさんの流れを悪い方向へと向かわせそうなら、もっとシビアにクレームのある女性や、常連様をお店に返せない女性を見極めて対処していくことにならざるを得ないが、流れが悪くなったことを女性のせいにするのは最後の最後にしたい、という考えはこれからも変わらないと思うので、今日はここまで。
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