新宿・新大久保おかあさん

昨日は私が業界に入って以来、一番尊敬している某社長と食事をする機会があった。

最初は無難な会話をしながら気楽に飲んでいたのだが（とは言えやはり緊張はしていたのだが）ビールから焼酎に切り替わった頃、ご自分のこの業界の経験談～現在の仕事の話になった。そこで「社長になってお店もスタッフもどんどん増えた時でも、私は10年くらいは現場で電話取って仕事してましたよ」と仰っていた。

店長になれば急に現場をスタッフに任せて重役出勤になる人や、社長の肩書を持つと、本当はまだプレイングマネージャー程度なのに、自分で自分の立場を上げてしまって知らないうちに現場が疎くなってしまいお店が傾いてしまう社長も数多く見てきた。本当に信用できて能力のある店長が各事務所に育ったとしても、それに安住せず、もう少し自分で自分を濃くしていけるような何か、が無いとすぐにダメになりますよ、とその社長に言われて身を正す気持ちになったのだ。

この業界で成功してる方にはいろんなタイプの人がいる。プロデュース、マネージメント能力の高い方の場合は、自分は現場に出ずともお店は成長している。が、基本的に私はハナから現場タイプだ。最近の投書箱では「社長が出過ぎですよ」とお叱りの言葉も頂くが、やっぱり現場好きな私としては、まだまだ電話取って仕事をしてみたい、という気持ちは6年前から薄れてはいないつもり。

ということで、すぐに人の言葉に影響される私としては、来月から新宿で仕事をしようと思っている。新宿で新しく立ち上げたお店がしっかりと動き始めるまでは初心に戻って受話器を握り、女性に頭を下げ続けるつもりだ。テンチョはともかく新井さんはウザがるかも知れないが、そんなことも含めて楽しみにしているので今日はこんな感じ。

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• 2015-11-26(00:00) :
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