若い頃なら少々バカをしようが失敗しようが取り返しはつくし、また良い経験にもなる。年齢を重ねると段々そうも言ってられなくはなるのだろうな、と思っていたが、実際中年になってみて感じるのは…やっぱりいくら歳をとろうがエエかっこせず失敗を恐れずにアレコレやってみて、歳を重ねた分だけ下手に自分が作ってきた殻を破って行った方が、ずっと気楽で良い人生が送れそうかも、と今は思っている。
自分が生きていく上でコレを無くしたらもう本当に無理、と思うようなことならまだ大事にしても良いが、もっともっと軽いレベルのことなら、ましてそれが仕事の為、言ってみれば生活の為ならば出来る事はいくらでも飲み込む気概があって当然なのではないかと思う事が良くある。
が、なかなかそう思っていても自分だけでは難しい時もある。そんな時は本気で心配してくれている誰かの意見を素直に聞いてみるのもアリだ。私自身も40の時にそれで全てが変わった経験があるし、この仕事を始めてからも、今思えばたくさんいろんな人の意見に素直に乗ってみて良くなったことも沢山ある。もちろん中にはダメだったこともあるのだが、それでもその意見をくれた人には何のシコリも残っていないしただ感謝しているだけだ。
最も良くないのは、誰にも意見を求めず、自分の中だけで判断して行動し、勝手に自分自身が後退していくことだ。そうなっている人には誰もフォローできないし、何も言う事が無くなってしまう。本人がそれで良いのなら別にどうってことは無いが、それで周りに何かしらの影響を及ぼすようなら頼むから次からはちゃんと少しでも人の言うことを聞いてみて欲しい、と思う。
そう思うことが最近あったのだ。。
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