今期から私の会社は社保完備にした。もちろん雇用保険もある。財務的には決して楽な訳ではないが、ま、何とかなってはいる。会社の代表になってからずっといつかはと思っていたのだが、踏み切った一番の理由は昨年入社した数名のスタッフのパートナー、保護者の方からのご要望があったからだ。
どんどん人が入れ替わるのが常の業界だが、私自身もこの仕事でちゃんと将来を考えるつもりで働いてきたので安心して続けられる会社にしたいとずっと思っていた。なので法令順守の面と福利厚生の面はしっかりしたいと最初から考えていた。男にとって一番大事なのはやっぱり仕事だと思う。仕事が生きがい、という考え方は今では古いという風潮もあるようだが、仕事を頑張って稼ぐことができていないと日々の生活にも将来にも不安がつきまとうだろう。だとすれば少なくとも今の会社に対する信用と安心感がなければその仕事を頑張って続けられるハズも無い。
小さいながらも会社の運営をすることになってやっと働いてもらうスタッフ達の将来まで見据えてやって行かなくてはならない、という気持ちが実感できた。会社は人なり。成功は自分の力ではない。という言葉もあるようにやはりいくら小さくとも社員がいての会社だ。社長一人ボッチでは意味が無い。。
先日、新宿スタッフの新井さんがグダグダの同棲期間を経てやっと入籍した。彼は私が社長になった月に入社してきた一番古い付き合いになる社員なので(一度辞めてるけど)本当に嬉しかった。彼だけでなくウチで働いている全スタッフに対しても、それぞれのパートナー、ご両親のことも含めて皆のことを考えていかなくてはならない。この業種にいるからといって自分の将来が見据えられないような会社ではダメだと思ってこれからもまた一人でも人生が先に進んでいってもらいたい、と心から思う。