リオオリンピックもついに開幕。いつもは好きなジャンルのスポーツ観戦しかしないが、4年に1度のオリンピックの時にはほとんどの種目に興味が湧くものだ。それはやっぱり世界中の選手が参加する大会で、日本の選手たちがどこまで活躍できるかに期待するからだろう。
さて先日、こんな記事がウェブマガジン「
Fenixzine」に載った。
「大胆予想! 小池百合子新都知事は浄化作戦に踏み切るか!?」英語も堪能な女性都知事が、4年後に行われるオリンピックに向け、都の海外へのイメージアップを図ろうとすることはまず間違いない。特区もなく、公道に堂々と風俗店の看板が並ぶ日本の首都のイメージを良くする為、風俗業界に対し何らかの施策が採られるとすれば、やっぱり店舗型からまず標的にされる可能性が高いと思う。が、だからと言ってデリヘル業者も決して気を緩めてはいけない、とも思う。
これからの4年間は、今まで「生かされてきた」立場だったこの業界の、厳密に言えば運営する側の人間の、今までの意識を良い方向に変える為に最も大事な4年間だと思っている。こんな機会はこれから先100年、は大げさかもしれないが私が生きているウチにはまずやって来ないだろう。
法を外れたサービスがはびこり、感染症の危険性に対する意識も低く、面接に来た女性を当たり前のように趣味講習する、納税についても決してパーフェクトでは無いお店がまだまだ多いこの業界。AV業界のように、思わぬ事から業界全体が根底から大揺れするような事態になる可能性が常にすぐそこにあるかもしれない。
私は風俗を利用すること自体も好きだし、この仕事を生業として7年やってきて「いつかお店がなくなるかもしれない」と思いつつも必ず残すべきだ、いや残したい、と思ってお店を運営してきた。それは第一にこの仕事がホントに楽しいし、私自身がこの仕事を続けて行きたい、この仕事で食っていきたい、と本気で考えているからだ。
この仕事が楽しい、という部分には「たくさんのお客様が来てくださる喜び」「たくさんの女性が働いてくださる喜び」がつまっている。人に喜んでもらうことで自分も生活が出来るのなら、これほど幸せなことは無い。
先の記事の中に、「ただ、こういう時だからこそ原点に帰って、もう一度サービスの質を見つめ直してほしいんです。派手な花火で一時的な集客をするのではなく、地に足のついた営業が重要だと思います。一度来店していただいたお客様に、もう一度来ていただくようなリピーター作りが大事。」とあったが、その通りだと思う。
サービスの質、は運営する自分たち自身が「女性とお客さまに対するサービス」という意味に捉えたい。お客様主体だと違法サービス嬢は減らないだろうし、女性主体だと最低限のサービスの標準化は難しい。やはり運営側の意識がもっとも重要だと思う。
自分の仕事で稼ぐことももちろん大事だが、その仕事がずっと存続することも大事だ。それが両立できていて、そこで生活を立てている人が大勢いるのならば、性風俗業が社会の中で少しは必要性を持つ職種として認めてもらえるのでは、というのが私にとってささやかな願いなのだが。おこがましい願いだろうか…。
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